会員のみなさまへのお知らせ

★連絡先変更とメールアドレス登録のお願い

 

西日本支部では、会員へのお知らせをメーリングリストで一斉配信しております。
西日本にお住まいの学会員で、まだメーリングリストに登録しておられない方は、
西日本支部(west.jscle@gmail.comまでメールでお知らせください。

 

西日本支部会則20220701改訂.pdf
PDFファイル 166.7 KB
西日本支部のこれまでのあゆみ
『日本イギリス児童文学会40年記念誌』からの抜粋
支部のあゆみ.pdf
PDFファイル 229.0 KB

★西日本支部 春の研究会のお知らせ

 

西日本支部 2024年春の研究会について

・以下の要領で開催予定です。

 

春の研究会(オンラインライブ)

➤日 時: 2024年3月9日(土)14:00~15:30頃

●オンラインライブ開催(zoom会議)*研究会終了後のビデオ配信はありません。

●参加費無料(事前申し込み制)

◆申し込み期限:3月6日(水)

 

【研究発表】

1.菱田志乃(京都大学人間・環境学研究科)

「混乱のスティグマ:ダイアナ・ウィン・ジョーンズWitch Week におけるチャールズの傷“blister”」

 

*発表要旨

ダイアナ・ウィン・ジョーンズ作、クレストマンシーシリーズのWitch Week (1982) はwitch(魔女)が火刑にあう世界であること以外は一般的なイギリスの80年代の寄宿学校が舞台である。物語の主要人物の一人であるチャールズ・モーガンは自分がwitch (魔女)であることを知り、火刑を恐れながらも魔法を使わずにはいられない状態となる。彼は魔法を使わないための戒めとして自分の指を焼くという自傷を行う。その時に出来た指の傷“blister” はその後も何度も登場する。先行研究ではチャールズの言葉の使い方に注目されていたが、指の傷については詳しく取り扱われてこなかった。本発表では指の傷“blister” がスティグマとなる点に着目し、チャールズの混乱をいかに描いているかを明らかにする。

 

2.英語圏児童文学研究会伊達桃子・神村朋佳・竹村理世・藤原典子

「英語圏児童文学研究会(CCLE)活動報告その1:若い読者に古典を届けるために」

1. Little Women and Meに見るメタ・フィクションの功罪

2. Spinning Silverに見る昔話の語り直し

 

*発表要旨

英語圏児童文学研究会(Circle of Children's Literature in English, CCLE)は、1998年に関西で発足した児童文学愛好者による研究会。現代作家の代表作や新作を中心に、英語圏の児童文学を輪読する活動を行っている。現在まで110冊以上の本を読了し、初期の活動は『英語圏の新しい児童文学―クローディアからハリー・ポッターまで―』(彩流社、2003年)にまとめられているが、2010年以降の活動について、今後随時テーマを決めて発表を行っていく。

今回は、『若草物語』を下敷きにしたLauren Baratz-LogstedのLittle Women and Me (2011)、および昔話の「ルンペルシュティルツヒェン」「シンデレラ」をモチーフに取り入れたNaomi NovikのSpinning Silver (2018)を取り上げ、若い読者に届くように古典的な物語をアップデートしていく手法について考える。

 

詳細・申込はPeatixにて。

→ https://seminar02-2023-jsclewest.peatix.com

 

 

2024春の研究会案内(西日本支部).pdf
PDFファイル 702.1 KB